水素エネルギーについてレポートを書く場合、どうしたらいい?|卒論代行サービス.com

 

水素エネルギーについてレポートを書く場合、どうしたらいい?

水素エネルギーについてレポートを書くのであれば、ポイントは必然的にいくつかに絞られてくると思います。まだまだ、これから検討の余地がある分野だけに自分自身の調査、考察、提言が自由に行いやすいのではないかと思います。

●水素エネルギーの特徴

1そもそも、水素エネルギーは様々な資源から作ることができるエネルギー、次世代エネルギーとして注目を浴びるようになりました。たとえば、電気を使って水から取り出せることはもちろん、石油や天然ガスなどの化石燃料、メタノールやエタノールといっ、下水汚泥、廃プラスチックなど様々な資源から作り出すことができます。また、製鉄所や工場では、製造プロセスの中で水素が作り出されるということも有名なお話です。

2さらに水素は酸素と結びつけることで発電したり、燃焼させて熱エネルギーとして利用することが可能です。そして、何より特筆すべきなのはこの際に二酸化炭素を出さないということになるのです。

★レポートを作成する際にはこの水素エネルギーの生成過程における科学的な根拠などをあげることも必要かもしれませんが、レポートとしてはそのエネルギーの生成過程よりもメリット、デメリット、今後の活用方法などについて記載することに重きを置くべきかもしれません。

●エネルギーとしてのメリット

まだまだ、石油を代表とする化石燃料に依存している日本にとって、この水素エネルギーは究極のエコなエネルギーとして成長する可能性を秘めています
1さまざまな資源から生成可能なので、現在は10%程度しかないエネルギー国内自給率を飛躍的に変化させることができ、国内でも自給自足できるエネルギーに育てることができる可能性も秘めています。実際に、食料においても国内自給率は30%程度ですから食料以上に化石燃料は海外に依存しているといえるのが現状の課題だといえます。
そもそも、世界では石油がいつ枯渇するのか?というリスクを抱えてここまできています。仮にこの課題を解消することが水素で可能ならば、エネルギーの国際情勢は大きく変化する可能性もあります。日本がイニシアチブを握り、場合によっては安くエネルギーを提供するリーダーになりうる可能性もあるからです。実際には水素エネルギー以外にも太陽エネルギーや自然エネルギーの開発は進んでいます。エネルギーの多角化が進めば、必然的にコストパフォーマンスも上がるでしょう。

★日本の自然エネルギーの水素エネルギーとの実用状況の比較、一定量当たりのコストの差分などを調査して、現状ではまだまだ水素エネルギーがコストパフォーマンスの上では厳しいことを証明することも重要でしょう。

2二酸化炭素を出さないエネルギー

水素エネルギーは利用時に二酸化炭素を排出しないエネルギーとして二酸化炭素削減など環境対策に役立てることが可能です。ちなみに、再生エネルギーから水素を作ることができれば、生成から使用までトータルで二酸化炭素を排出しない究極のエコなエネルギーとして利用可能になります。

★海外では、水素エネルギーの生成方法など日本とは違ったアプローチがあるので比較をしてみることも従硫黄になってくるかもしれません

3日本の技術力

日本は水素エネルギーにおいては世界に先んじているといえます。資源がない国だけにこうした分野でさらに技術を磨き、特許を多く獲得し、ビジネスに展開することで国際社会に貢献することも可能となります。

★特許としてどの程度大学や企業が握っていて、具体的な数値をベースに日本の優位性を語ることができればわかりやすいかと。そして、ありがちですが、こうした技術がコモディティ化し、日本に優位性がなくなる可能性はどの程度あるのかもあわせて調べてみることも重要かもしれません。他の技術とはどう違うのかの差分調査も必要になってきます。

●水素エネルギーの利用先

既に水素エネルギーは実用化されています。具定期にいくつか挙げていきます

1燃料電池自動車

自動車に搭載されている燃料電池で水素を使って、電気をつくり、自動車の動力に利用することで自動車から排出される二酸化炭素を低減することが可能です。通常の乗用車以外にも商用としてのバスやフォークリフトなどが運用されています。

★自動車の未来の姿として、ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車の3つが大きく取り上げられています。これらのメリット、デメリットを具体的に上げながら、将来の動力の予想を立ててみるのもレポートとして非常に面白いのかもしれません。

2家庭用燃料電池

家庭用の燃料電池としてエネファームがあげられます。これはガスから水素を取り出して、酸素と化学反応を起こすことで電気を作り出すだけではなく、その排熱をも利用して、エネルギーを有効活用する仕組みになっています。ご家庭では省エネ、エコな電力として活用されている次第です。国の補助金などもあり、普及率は少しずつですが高まりを見せています。

●水素社会に向けて
実際のところ、まだまだ水素社会が実現するかどうか、実用にあたっての課題は多く存在します。最も分かり易いところで行けば、ガソリンの代わりに利用する際には水素ステーションが必要になります。いちはやく電気自動車では充電ステーションの整備をすすめていますが同じような課題があるわけです、。さらにはその精製技術の進歩が待たれるところであり、コスト面での解決が見られなければなかなか普及もすすまないのではないかといえます。
2017年には政府が「水素基本戦略」を設定し、水素をカーボンフリーなエネルギーの一つとして位置付けています。これを実現していくために産官学が共同で動いているわけですが、課題はいろいろとあります。

まとめ

現在の日本における水素戦略の課題、そして世界における水素エネルギーの位置づけ、日本が今後どのような戦略で臨んでいくべきか、新たな用途はどんなものが考えられるのか。こうした視点で卒論を締めにもっていくことができれば、非常によいのではないかと考えます。いずれにしても、水素エネルギーはまだまだこれからの分野だけに提言もしやすいところかもしれません。