引用は2割に抑えるべきなの?|卒論代行サービス.com

 

引用は2割に抑えるべきなの?



卒論を書くときには、引用は2割程度に抑えるべきだと言われています。それはいったいなぜでしょうか。ここでは引用を2割程度に抑えなければいけない理由と、引用が多すぎた場合に起こりかねないトラブルを紹介していきます。

1.そもそも「引用」とは何か

そもそも「引用」とは何なのでしょうか。卒論は自分の頭で考えた文章を書かなければいけません。しかし、卒論を書くという事は既に存在している先行研究を前提として書き上げることであり、言い換えれば先行研究の文章をそのまま論文に用いなければならないことが出てきます。
例えば、「この研究者はこのように述べている」などの形で、その先行研究の本文を抜き出す必要がある場合があります。例えばその先行研究に対して自分の意見を述べたい場合、その先行研究の考え方が自分の論文の基盤になっている場合などは、その先行研究の本文を引用する必要があります。
本を引用するときには、参考文献をきちんと書いておかなければいけません。他の本から本文を引用する場合は「」を用いるか改行するかして、どこが引用されたものなのかわかりやすくしておく必要があります。仮にそのまま引用しなかったとしても、他の先行研究を下にして文章を書いたのであれば、その部分には必ず参考文献を書いておきましょう。参考文献を書かなかったら、それは盗用とみなされる可能性があります。仮に「本文をそのまま引用しているわけではない」と思ったとしても、他の先行研究に書かれた見解を書く場合は参考文献としてきちんと記載しておく必要があります。

2.なぜ引用は2割に抑えるのか

確かに卒論を書くときには、他の先行研究の意見やアイディアをまとめておかなければいけないことがあります。しかし、引用があまりにも多くなってしまえば、それはあなたの卒論ではなくなります。
卒論はあくまでもあなたが書く論文である必要があります。あなたの見解をまとめて、あなたなりの主張を議論しなければいけません。その卒論に、他の人の見解が多く存在してしまったら、それはそもそもあなたの卒論ではなくなってしまうのです。
参考文献を記載しておけば良いというわけではありません。参考文献を記載しなければ、それは盗用の問題が出てきてしまいますが、参考文献を記載したとしてもあまりにも引用が増えてしまったら、それはあなたの論文ではなくなってしまうというデメリットが生じますそうなればそれはあなたの卒論ではなくなり、卒論を提出したとしても卒論の意味がないため合格にならなくなる可能性もゼロではありません。さらに、引用が多すぎると文字数稼ぎ、ページ数稼ぎ、だと思われてしまうリスクも増しますので、引用は2割に抑えましょう。

3.引用するべき場所とはどこか

そうは言っても、適度に引用をしなければ卒論は成り立ちません。卒論は研究書の感想文を書けば良いわけではありませんので、その先行研究を前提として自分の考えを述べていくためには、ある程度の引用をしなければ読み手に伝わりません。
そのため、先行研究を紹介する場所ではある程度引用を利用しましょう。どのような先行研究が存在し、どの研究者がどのような見解を述べているのか、それに対してどの研究者はどのような見解で反応しているのか、などという事は先行研究として引用し、紹介する必要があります。
同時に、自分のやり方で仮説を証明していく時にも、それを裏付けしてくれる研究者の引用をする必要があります。なぜ自分の仮説が正しいのか、なぜそのようなやり方で証明できるのか、既存の研究から裏付けをしていかなければそもそも証明にはなりませんので、他の研究から自分の言い分を裏付ける場合はそこでもきちんと引用し、説得力をつけていく必要があります。説得力がなければ論文にはなりませんので、自分のやり方で仮説を証明する時にもしっかりと引用しましょう。

4.参考文献はしつこいくらいに記載する

〇〇と文献から引用した場合はもちろんですが、先行研究に書かれていた内容を自分なりに要約して卒論に記載した時も参考文献はきちんと記載しておきましょう。「引用したわけじゃないからいらないだろう」と思う人も多いですが、何かしらの文献から影響を受けた文章を書くのであれば、しつこいくらいに参考文献を記載した方が安心です。卒論ではここまでのレベルが求められる事は滅多にありませんが、これが博士論文であったり、学術誌に記載する論文等であった場合、参考文献が記載されていなければそれは盗用になり、著作権侵害とみなされるリスクがあります。
確かに「卒論だからそこまで考えなくても」「学術誌に掲載されるわけじゃないし」と思う人もいるかもしれませんが、だからといって著作権侵害をしてもいいというわけではありません。誰かからの研究書から影響を受けたのであれば、どこのページから影響を受けたのか、しっかりと記載しておきましょう。
 
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