卒論の謝辞について。どう感謝を伝えるのか?|卒論代行サービス.com

 

卒論の謝辞について。どう感謝を伝えるのか?

卒論を書くにあたり、最後を飾るのが謝辞にあたります。一般的には御礼の言葉、感謝の言葉を指し示すわけですが、卒業論文に関して限定するとこの謝辞は、卒業論文だけではなく、自分自身の研究を支援してくれた方々に対して御礼の言葉を最後にきちんと自分自身の言葉で述べることによって締めるということになります。ここで感謝の意を述べるのはゼミの教官は当たり前のことながら、先輩、さらにはお世話になった関係者、企業に皆様などステークホルダーの皆様全てを指すことになります。
この謝辞の書き方について具体的にご紹介していきたいと思います。
実際に卒業論文を書くにあたり、最後の1ページをこの謝辞に当てることが一般的ではないかと思います。感謝の言葉を述べることが目的ではありますが、あまり長々と書き連ねるのではなく、簡潔に自分の言葉でそれぞれの感謝を述べるべきステークホルダーに対して記載していくというのが習わしになります。

●謝辞を述べる順番
いろいろな方に対する謝辞ですが、順番には礼儀作法があります。優先順位が高い順番に記載してみたいと思います。
1卒業論文の指導教官、副指導教官
2指導教官以外で指導やアドバイスを仰いだ先生
3上記以外でお世話になった方々。ここにはゼミの先輩、企業の関係者、取材をお願いした方々などが含まれることになります。
また、ここからはビジネスマナーにも結びつくところですがポイントだけ記載しておきたいと思います。
まず、肩書きや地位の高い方から謝辞を述べていきます。教官や先生はお名前+肩書き、職名。先輩の場合はお名前+先輩、お名前+氏、最近では少しこなれてきていてお名前+さんでも失礼もなければ、違和感もないのではないかともいます。
次に同期です。こちらはよりフォーマルな場合はお名前+氏、お名前+君、お名前+さんといったところでしょうか。どの表現を利用しても問題ありませんが、前後を判断して、違和感がないようにしておけば良いと思います。
ゼミや教室を記載するには正式名称+の皆様といった表現で良いと思います。そして、企業に関しては当たり前ですが略称は使わず、必ず正式な法人名で記述するが必要になります。

●謝辞を書かないパターンはあるのか
いかに他人の力を借りずに卒業論文を書いたと考えていても、自身の学生生活でお世話になった教官や先輩、同僚がいないわけはありません。とにかく少しでもお世話になった方々いれば、その方々を上位からきちんと並べてmkて、謝辞を述べるようにしましょう。

●文系と理系の謝辞の違い
文系と理系に卒業論文は仮に似通った文章だったとしてもつくられたかていがおおきくことなることもあり、謝辞についても文系と理系で異なってきます。

文系の謝辞
文系の謝辞は卒論のタイトルでまず、問題を提起する構成になっています。この問題を展開する中で、物事を色々な観点で考えたり、あらゆる視点で考えていくことになり、さらに問題を導き出すという流れです。もちろん、そのそれぞれの課題や問題に対して自分なりの考察や提言を加えていくことはいうまでもありません。
課題の背景がつくられた目的を追求するための方法を考え、その結果を考察しながら結論になるわけです。
一般的に文系の卒論はもともと、ある論文や考え方をもとにして自らに仮定、推論を検証していくというのが一般的な流れ、構成になっていきます。もちろん、文系といえども、そこにグラフ、データという客観的な要素は欠かせません。
以上のことも踏まえ、文系における卒業論文の謝辞は文章校正の指導を行ってくれた担当教官、問題の課題についてさまざまなアドバイスをくれた先輩方、さらにはアンケート、調査に協力してくれたメンバーが対象になって来ようかと思います。

理系の謝辞
理系の卒業論文では、既に実証が行われた実験結果、そしてそれをベースにして議論を行った結果を通して、考察を導き出し、論文に仕立て上げたものになります。既に存在する結論からその結果に至った方法を導き出し、その問題点を追求しながら、背景へとさかぼっていくのが理系の論文の構成になります。文系と最も大きく異なるのはこのポイントです。ようするに結果と考察からタイトル、概要を考えていきます。当たり前のことですが理系の卒業論文が科学的な根拠をベースに実験を行うことも多く、専門用語や計算も多いこともあり、論文を完成させるためには多くの方々と関わることになるはずです。
したがって、理系の卒業論文の謝辞は担当教官を始め、問題指摘や論文の評価に関わってくれた先生、実験に協力してくれた方々を対象にすることになります。

●謝辞の文章
冒頭で、卒論の謝辞は長々と書くことなく、簡潔にすべしという記載をしました。実際にどのようなポイントを記載していくべきか具体的に記載してみたいと思います。ちなみに謝辞については一般的なビジネス文書と同じく、多くのサンプルが紹介されていますのでうまく流用しながら検討してみればよいとおもいます。
例えば、卒業論文を指導いただいた先生には、どんなポイントで、何を、いつ指導いただいたのか明確にした上で簡単な文章にしてしまうこと、これが重要です。色々な思い出や指導いただいたポイントがあったとしてもダラダラ記載せず、端的に記載することを心がけましょう。
上記の内容を踏まえつつ、他のゼミの先生、先輩方にも具体的にご指導いただいたポイントをいくつか挙げながら、簡潔に書いて行けば良いと思います。また、場合に寄っては最後に家族や友人にも学生時代の研究を行うにあたって、暖かく見守ってもらったという趣旨で記載していくというのも最近では違和感なく受け入れられるべきポイントになろつつあります。
結果的に、謝辞を眺めてみて、あらゆる方々、お世話になった方々が全て包含されているのかどうか過去の出来事を思い起こしながら書いて行けば良いと思います。
何よりもあらゆる方々への感謝の思いがきちんと伝わるパートとしてだれからも評価されるような文章になっていれば問題ないと思います。あくまでも金太郎飴ではなく、自分の言葉で記載することが何よりも重要です。