卒論のテーマに不動産って、どうしたらいいの?|卒論代行サービス.com

 

卒論のテーマに不動産って、どうしたらいいの?

卒論で「不動産」をテーマにしようと考えた場合、どのような観点で文章を組み立てて行けばいいのでしょうか?
身近な場面で耳にする「不動産」という言葉からは、家や土地を連想するものですが、ビジネスで「不動産」を当てはめた場合、「不動産投資」というキーワ-ドに着目してみると、卒論のストーリーが見えてくるかもしれません。

そこで、ここでは「不動産投資」の観点から、「不動産」という言葉にアプローチしていくことにします。

●「不動産」と「動産」

「不動産」という言葉の他に「動産」という言葉がありますが、「不動産」のことを見て行く前にこれら2つの意味合いを正確に理解しておく必要があります。

この2つのキーワードの意味や性格を理解していれば、「不動産投資」で、土地・住居の購入・売却の際に役立つからです。

特に住宅購入以外で資産投資を考えてたりビジネスを行う人も、非常に重要な知識となってきます。

1.不動産と動産の性格

では、不動産と動産は、どのような相違点があるでしょうか。

簡単に言うと、「対象となる資産が動かすことができるか、できないか」という解釈になります。

「不動産」は「土地などの定着した資産で動かすことができない財産」という解釈ができ、「動産」は「お金や家財道具のような「動かすことができる財産」を指しています。

「不動産」の具体的なものとしては、「土地・建物等、あるいは物の中で簡単にその場所を移動させることができないもの」が挙げられます。

では、不動産と動産の解釈を整理すると

・不動産

「不動産」は、「動かすことができない財産のこと」であり、法的には「土地およびその定着物は不動産とする」と定義されています。

・動産

「動産」は、「動かすことのできる財産のこと」であり、法的には「不動産以外のものは、すべて動産とする」と定めされています。

但し、郵便貯金や銀行預金等の金融資産が動産には含まれません、

証書、通帳は動産の対象となるのですが、お金の払い戻し権利は債権として扱われることになります。

2.不動産と動産の法的な取扱いの違い

「不動産」と「動産」の違いを見てきましたが、厳密に言うと、「法的な取扱いが異なること」と言えます。

「不動産」は、物を占有している時に登記の手続きをしないと所有者として認められません。

しかし、「動産」は、動産対象物を持っている人が、手続きなしで所有者となるために、敢えて手続きをする必要がないのです。

但し、「動産」でも「登記」が必要となってくると、「不動産」としてみなされてしまいます。

一見、動産と認識されそうなものでも、所有目的のために登記することで、「不動産」となるのですが、一例を挙げると、船舶や航空機等の大型のものは、土地・建物のように定着したものではありません。

このことから、「動産」と思われがちなのですが、資産価値の高いものであり、重量が20tを超えるものが「不動産」と同じく登記する必要があり、その結果、「不動産」として扱われることになるのです。

3.不動産投資

「不動産」と「動産」の違いを理解した上で「不動産投資」について、話を進めていくことにします。

「不動産」とは、「土地およびその定着物は不動産とする」という定義でした。

今、個人ビジネスでも「不動産投資」を考えている人が非常に増えてきました。

その背景には、ビジネス業界の先行きが不透明なために、少しでも自己の資産を自助努力で増やして、安定した生活を送りたいということがあります。

では、この「不動産投資」とは一体どのようなことでしょうか?

簡単に言うと、「不動産のオーナーになること」と言ってもいいでしょう。

身近な所では賃貸住宅があります。

賃貸住宅は、毎月の家賃収入がオーナーに入ってきます。

これはオーナーが持っている賃貸マンションやアパート等の不動産を人に貸して、その収入を得ていることになります。

このように「不動産投資」とは、「土地や建物を購入して、人に貸すことで、収入を稼ぐ」ことです。

不動産ビジネスの世界では、彼等オーナーを「不動産投資家」と呼んでいます。

「不動産」の種類としては、マンションやアパート等の建物全体を指すだけでなく、マンションの一室を指したり、戸建て住宅等も挙げられます。

この他にも、駐車場や倉庫といったもの「不動産投資」の範疇になります。

4.不動産投資を行うには、制約がない

この「不動産投資」をやっている人達は特別な人ではありません。

昼間働くビジネスマンや主婦でもできるビジネスです。

先行きが見えない雇用不安から、ビジネスマンをはじめ、主婦なども含めて、多くの人が不動産投資を始めてきています。

しかし、年収5、600万円レベルの一般的なビジネスマンが数千万円ものアパートや、億単位のマンションを購入することは現実的ではないと思われます。

しかし、「不動産投資」では、銀行等からの融資を受けて不動産を購入することが大半です。

マイホーム購入の際に銀行からお金を借りるように「不動産」でも融資を受けることができるわけです。

5.不動産投資は節税できる

また、不動産投資をすることで、大きなメリットがあります。

それは、所得税・住民税、贈与税、相続税の節税ができることです。

●所得税・住民税の節税

不動産投資は、色々な経費を計上できますが、家賃収入より諸経費が多い場合は、不動産所得は赤字になります。

その場合、確定申告によって還付を受けることができます。

この「不動産所得」に計上できる諸経費には仲介手数料、不動産管理費、減価償却費、不動産取得税、修繕費、登録免許税、固定資産税等がありますので、不動産所得を赤字計上する時に諸経費をしっかり入れておくことが大切です。

●贈与税

贈与税は、人から財産を無償で受け取った時に納める税金のことで、時価で評価される現金などと比べて不動産は3割程度少なくなるので、その分が贈与税の節税になってきます。

●相続税

相続税も、不動産は現金で贈与しら時と比べて2~3割少なくなるために相続税の節税となります。

6.まとめ

「不動産」で卒論を書くことは、結構難しいテーマかもしれません。

しかし、個人的なビジネスとして、「不動産投資」を行ってい人が増えていることや、「不動産投資」自体をビジネスとして、個人に斡旋している企業も増えています。

したがって、「不動産投資」が広がっている社会的背景も踏まえながら、卒論のストーリーを組み立てていくといいでしょう。