卒論のテーマがかぶったらどうする?|卒論代行サービス.com

 

卒論のテーマがかぶったらどうする?



卒論を書こうと思ったら、同じゼミの友人とテーマが被ってしまったということもあるかもしれませんね。しかし、そんな時に妥協するべきなのか、被ってしまったテーマで突き進むべきなのか、どうしたら良いのかわからないと感じる人もいるでしょう。

ここでは、テーマが被ってしまったときにどうしたら良いのかという事について紹介していきます。

1.基本的に卒論は公開されない

よく「検索をしていたら先輩の卒論が出てきた」などと出てくることがありますが、卒論は基本的には公開されていないです。自分の大学の先輩が書いた卒論であれば

公開されている可能性もありますが、他の大学の先輩が書いた卒論等は基本的に把握できないと言って良いでしょう。
例えば、学術論文には学部生が卒業するときに書く卒論、修士課程の院生が書く修士論文、博士課程の院生が書く博士論文が存在します。博士論文は参考文献として引用できますが、修士論文は参考文献としての引用はできません。当然ながら卒業論文である卒論も参考文献としての引用はできません。また、国会図書館などにも所蔵される学術論文は基本的に博士論文であり、卒論や修士論文は所蔵されませんので、他の大学の先輩が書いた卒論などを調べる事はできません。

2.先輩と被ってしまった場合

万が一自分の知っている先輩と同じテーマについて書こうとしていた、他の大学の先輩が既に同じテーマについて書いていた、などということがわかったとしましょう。先輩から話を聞いて、「あ、自分と同じテーマだ」と感じることもあるかもしれません。そのような場合はどうしたら良いのでしょうか。
まず、卒論とは何かということについて考えましょう。卒論は参考文献の読書感想文ではありません。読書感想文であれば「同じ本について書いていた」となっても問題はありませんが、卒論は読書感想文では無いのです。
それなら卒論は何かというと、今までの先行研究を踏まえた上で自分なりの疑問を提示し、その疑問を証明していくものになります。つまり、もしも自分が証明したいと思った仮説が既に他の先輩の卒業論文として証明されているのであれば、そもそもそれを証明する必要はないということです。
確かに卒業論文は参考文献として引用することができません。そこまでのレベルのものではないため、学術論文において参考にできるものは以上のものになります。しかし、そうではあっても卒業論文として書かれているという事はすでに証明されている可能性が高く、その卒業論文を書いた張本人が大学院に進学し、自分の卒業論文で書いた内容をさらに高いレベルで証明しようとしている可能性もゼロでは無いのです。そのため、卒業論文で既に書かれているテーマであればすでに証明されている可能性があります。
いずれにせよ、過去の卒業論文で扱われているという事は少なからず誰かが証明しているということになりますから、そもそも先輩が書いたテーマと同じ内容で卒論を書いても、それは卒論にはなりません。卒論が何かということを踏まえるなら、すでに先輩が触れたテーマに関して同じ事は書けないと言えるのです。

3.同じゼミの友人とテーマが被った場合

万が一同じゼミの友人とテーマが被った場合、それはやはりどちらかがテーマを変えた方が良いでしょう。2人同時で同じテーマについて調べてももったいないです。基本的に、同じテーマについて調べていても全く同じ仮説を立て、全く同じ方法で証明し、全く同じ結論を出す事はまず無いですので、違う仮説を立てているのであれば全く問題ありません。例えば、メディアが外交に与える影響について調べたいと思った時、第二次世界大戦中に焦点を当てるのか、高度経済成長が起こった後に焦点を当てるかによっても違ってきますので、このように同じテーマであっても違う時代に焦点を当てているのであれば被っているとは言えません。また、片方は新聞を使って調べたいのに対し、もう片方はラジオ放送を使って調べたいと思っている、などということであれば証明方法も異なりますので、テーマが被っているとは言えません。
このように、似たようなテーマになってしまったのであれば焦点を当てる時代を変えてみたり、使う資料を変えてみたり、やり方を変えれば充分同じテーマで研究を進める価値はあります。むしろ、1人が1本の卒論で全てを扱う事は無理ですから、それぞれ違う証明方法を用いて違う時代に焦点を当てることで、お互いに良い影響を受けることもあるでしょう。お互いに気づかなかった参考文献に気付いたり、違った視点に気付いたりするので、同じテーマであっても違う仮説を立てている、違う証明をしようとしている、あるいは片方はAと結論づけたいけれどもう片方はBを結論づけたいと考えている、などと違いがあるのであれば問題はないといえます。
たとえ同じテーマで卒論を書こうとしていたとしても、仮説も証明方法も決断も全て同じ、などという事は滅多にありません。そのため、テーマが被ってしまった場合はすぐに「テーマを変えなきゃ」と思わず、一体何について証明しようとしているのか詳しく話し合ってみましょう。

4.指導教員の判断を仰ぐ

そして何よりも大切な事は、最終的には指導教員の許可が下りるかどうかです。自分たちでしっかりと話し合い、具体的にどのような違いがあるのか、自分たちのテーマはどこが同じでどこが違うのか明確にした上で、指導教員にもしっかりと指示を仰ぎましょう。
もしも指導教員が「それでは極めて同じテーマだから、どちらかがテーマを変えたほうがいい」と判断するのであれば仕方がありません。しかし、同じテーマだから悪いというわけではありませんし、むしろそのテーマに興味を持ったのであればそれを追求することも大切ですから、指導教員ならばどこをどうしたら良いのか、どこをどうすれば同じテーマでも書くことができるのか、ヒントをくれるはずです。そのため、最終的には指導教員の判断を仰ぎ、自分たちはそのテーマについて書けるのか、関心のあるテーマについて卒論を書くためにはどうすれば良いのか、ヒントをもらいましょう。
 
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