卒業論文の指導が厳しいと感じるのは,いろいろな理由が考えられますが,大きく考えて次の2パターンが想定されると思います。それぞれについて状況を整理しながら,対応方法を考えてみたいと思います。
1)単純に自分自身の基礎知識や準備が不足している。
そもそも先行研究の調査が不足している場合や,基礎的な知識が不足しているような場合はもちろんのこと,自分なりに勉強したつもりになっている場合でも,その専門分野で何年・何十年と研究を重ねている指導教官からすれば,研究計画上手薄な部分や,論理的に弱点となっている部分は簡単に見抜かれてしまいます。それを直接的・間接的に指摘・指導されてしまうことで,教官の指導が厳しいと感じることは少なくありません。特に,比較的順風満帆に大学生活までの勉強人生を過ごしてきた人からすると,「なんで全然できないんだろう」と,あまり経験したことのない挫折感を味わうことになります。この挫折感が,教官が厳しいと感じる大きな要因になることが考えられます。
これを解決する方法は,非常に単純ですが,「ひたすら研究・学習を重ねる」しかありません。ただ,これだけだと対処方法としては弱いと思いますので,「できない自分を認めてみる」ところから入るといいかもしれません。前述のとおり,指導教官は,その研究分野について,長い月日をかけて研究を重ねてきた文字通りの「スペシャリスト」です。そんな人に対して,たかだか大学に入って3~4年勉強しただけの若者が敵うわけがありません。そこは潔く「最初はだれだってできないんだ」といい意味での諦めを持ったうえで,少しでも認めてもらえるように研究を重ねることが肝要だと思います。また,指導教官も,指導学生がまだまだ勉強段階(発展途上)であることは十分に理解していますので,わからないと思ったことは遠慮なく指導教官に聞いていきましょう。いきなり教官に聞くのが怖い場合は,ゼミの先輩(博士課程や修士課程の学生)に聞いてみてください。彼らは,指導教官の元「できなかった」時代を乗り越えて,ドクター・マスターの学位取得を目指して勉強している,いわば「先人」なので,ある意味,指導教官に教えを乞うよりもより効果的なアドバイス(先人の知恵)を得られるかもしれません。とにかく,指導教官の厳しさが「研究に対する厳しさ」と感じているなら,最初から完璧にできるわけないのです。なかなか難しいとは思いますが,「できない」自分から「できる」自分への成長を楽しむ(例えば,同じく厳しい指導をされたとしても「あれ?この前より深い指摘を受けられたかも?」と,変化を感じることも大切です。その変化は紛れもなくあなたの成長を示しています。)くらいの余裕をもって研究に励んでみるといいと思います。
2)単純に教官の言動が厳しい。
まず,前提として,もし,明らかに指導教官という優位な立場を利用したアカデミック・ハラスメントやパワハラ・セクハラに該当するような言動があった場合には,それは「指導が厳しい」の範疇を超えていますので,大学にあるハラスメントの相談窓口などに相談してみてください。「研究指導」を隠れ蓑にして,人格否定の発現や暴力は一切正当化されません。ただし,具体的にどのような言動を受けたのかは必ず記録しておいてください。
そのうえで,アカハラなどではないのだけれど,何となく「語気が強くて苦手だな」とか「悪気はないんだろうけど,言葉がきつくて辛いな」と感じている場合について考えます。指導教官に限らず,言葉遣いや動作が乱暴な人は一定数存在します。それは大学教員も例外ではありません。また,ある人にとっては大して厳しいと感じなくても,別の人から見ると「あの人性格がきついからいやだな」と感じてしまうこともあります。大学教員だからと言って,全ての人と相性がいいということはあり得ないのです。もちろん,多くの大学教員の場合,ある程度,学生に合わせる術を持っていますが,人間関係は相手との相互作用である以上,誰とも必ずうまくいく保証などないのです。もし,研究指導そのもので厳しいと感じているのではなく,どちらかというと指導教官のパーソナリティの部分(前述の言葉遣いなどの言動を含む)で厳しいなと感じている場合,もし,あなたが,それでもその研究室の研究分野で研究したいのであれば,指導教官との「付き合い方」を考えなければなりません。指導教官のパーソナリティの部分は,「3つ子の魂百まで」というくらいですから,そう簡単には直りません。あなたが,指導教員と適度な距離をとる,粗雑な言動も「そういう人なんだ」と飲み込むようにする…など,自分に無理のない範囲で対処していく必要があります。逆に,「どうしても同じ研究室でこれ以上研究するのが耐えられない」というくらい言動の厳しさが我慢できない場合には,まずは先輩や同級生に相談してみましょう。もし,先輩・同級生が先生に近くて相談しづらいなら,どの大学にも「学生相談室」などの相談窓口があると思いますので,そこに相談してみてください。そこには,過去,そのような体験をした学生の多くの事例が蓄積されているはずですから,あなたの助けになる情報もあるかもしれません。最終的には,研究室の変更などの制度も多くの大学では用意されています。あまり思いつめずに,第三者の目で助言をもらうことで解決することも多いと思います。
最後になりますが,基本的に,指導教官は,学生を指導して,学生に学位に見合う研究成果を出してもらうのが仕事です。そのために,時には厳しく指導することもあると思います。しかし,ほとんどの場合,指導教官は学生が憎くて厳しくするのではなく,厳しさの裏側には常に「期待」が込められているということを,ほんの頭の片隅にでも留めておいていただけると,指導教官との接し方も少し変わってくるかもしれません。
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卒論で教官の指導が厳しい・・・どうする?
卒業論文の指導が厳しいと感じるのは,いろいろな理由が考えられますが,大きく考えて次の2パターンが想定されると思います。それぞれについて状況を整理しながら,対応方法を考えてみたいと思います。
1)単純に自分自身の基礎知識や準備が不足している。
そもそも先行研究の調査が不足している場合や,基礎的な知識が不足しているような場合はもちろんのこと,自分なりに勉強したつもりになっている場合でも,その専門分野で何年・何十年と研究を重ねている指導教官からすれば,研究計画上手薄な部分や,論理的に弱点となっている部分は簡単に見抜かれてしまいます。それを直接的・間接的に指摘・指導されてしまうことで,教官の指導が厳しいと感じることは少なくありません。特に,比較的順風満帆に大学生活までの勉強人生を過ごしてきた人からすると,「なんで全然できないんだろう」と,あまり経験したことのない挫折感を味わうことになります。この挫折感が,教官が厳しいと感じる大きな要因になることが考えられます。
これを解決する方法は,非常に単純ですが,「ひたすら研究・学習を重ねる」しかありません。ただ,これだけだと対処方法としては弱いと思いますので,「できない自分を認めてみる」ところから入るといいかもしれません。前述のとおり,指導教官は,その研究分野について,長い月日をかけて研究を重ねてきた文字通りの「スペシャリスト」です。そんな人に対して,たかだか大学に入って3~4年勉強しただけの若者が敵うわけがありません。そこは潔く「最初はだれだってできないんだ」といい意味での諦めを持ったうえで,少しでも認めてもらえるように研究を重ねることが肝要だと思います。また,指導教官も,指導学生がまだまだ勉強段階(発展途上)であることは十分に理解していますので,わからないと思ったことは遠慮なく指導教官に聞いていきましょう。いきなり教官に聞くのが怖い場合は,ゼミの先輩(博士課程や修士課程の学生)に聞いてみてください。彼らは,指導教官の元「できなかった」時代を乗り越えて,ドクター・マスターの学位取得を目指して勉強している,いわば「先人」なので,ある意味,指導教官に教えを乞うよりもより効果的なアドバイス(先人の知恵)を得られるかもしれません。とにかく,指導教官の厳しさが「研究に対する厳しさ」と感じているなら,最初から完璧にできるわけないのです。なかなか難しいとは思いますが,「できない」自分から「できる」自分への成長を楽しむ(例えば,同じく厳しい指導をされたとしても「あれ?この前より深い指摘を受けられたかも?」と,変化を感じることも大切です。その変化は紛れもなくあなたの成長を示しています。)くらいの余裕をもって研究に励んでみるといいと思います。
2)単純に教官の言動が厳しい。
まず,前提として,もし,明らかに指導教官という優位な立場を利用したアカデミック・ハラスメントやパワハラ・セクハラに該当するような言動があった場合には,それは「指導が厳しい」の範疇を超えていますので,大学にあるハラスメントの相談窓口などに相談してみてください。「研究指導」を隠れ蓑にして,人格否定の発現や暴力は一切正当化されません。ただし,具体的にどのような言動を受けたのかは必ず記録しておいてください。
そのうえで,アカハラなどではないのだけれど,何となく「語気が強くて苦手だな」とか「悪気はないんだろうけど,言葉がきつくて辛いな」と感じている場合について考えます。指導教官に限らず,言葉遣いや動作が乱暴な人は一定数存在します。それは大学教員も例外ではありません。また,ある人にとっては大して厳しいと感じなくても,別の人から見ると「あの人性格がきついからいやだな」と感じてしまうこともあります。大学教員だからと言って,全ての人と相性がいいということはあり得ないのです。もちろん,多くの大学教員の場合,ある程度,学生に合わせる術を持っていますが,人間関係は相手との相互作用である以上,誰とも必ずうまくいく保証などないのです。もし,研究指導そのもので厳しいと感じているのではなく,どちらかというと指導教官のパーソナリティの部分(前述の言葉遣いなどの言動を含む)で厳しいなと感じている場合,もし,あなたが,それでもその研究室の研究分野で研究したいのであれば,指導教官との「付き合い方」を考えなければなりません。指導教官のパーソナリティの部分は,「3つ子の魂百まで」というくらいですから,そう簡単には直りません。あなたが,指導教員と適度な距離をとる,粗雑な言動も「そういう人なんだ」と飲み込むようにする…など,自分に無理のない範囲で対処していく必要があります。逆に,「どうしても同じ研究室でこれ以上研究するのが耐えられない」というくらい言動の厳しさが我慢できない場合には,まずは先輩や同級生に相談してみましょう。もし,先輩・同級生が先生に近くて相談しづらいなら,どの大学にも「学生相談室」などの相談窓口があると思いますので,そこに相談してみてください。そこには,過去,そのような体験をした学生の多くの事例が蓄積されているはずですから,あなたの助けになる情報もあるかもしれません。最終的には,研究室の変更などの制度も多くの大学では用意されています。あまり思いつめずに,第三者の目で助言をもらうことで解決することも多いと思います。
最後になりますが,基本的に,指導教官は,学生を指導して,学生に学位に見合う研究成果を出してもらうのが仕事です。そのために,時には厳しく指導することもあると思います。しかし,ほとんどの場合,指導教官は学生が憎くて厳しくするのではなく,厳しさの裏側には常に「期待」が込められているということを,ほんの頭の片隅にでも留めておいていただけると,指導教官との接し方も少し変わってくるかもしれません。
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