卒論が落第することはあるのか？

「卒論が落第することはあるのか?」

卒論が落第する可能性は残念ながらあります。しかし、それは極めて稀なケースです。通常は、教員からの適切な指導の下、卒業要件を満たす一定の質を備えた卒論が作成できるはずです。

では、一体どのような場合に落第の危険があるのでしょうか。

主な理由は以下の通りです。

内容が質・量共に著しく不十分 卒論らしい実体が伴っておらず、記述が断片的で主題が示せていない場合。分量が明らかに足りていないなど。
論理性や構成力が欠如している
全体を通した論理の流れがなく、主張と根拠のつながりが随所で途切れている場合。
剽窃(ひょうせつ)や不正の新しい発覚 他者の文章を無断引用したり、データを捏造・改ざんするなどの不正が発覚した場合。
指導教員への極端な無視や反発 教員からの指導やアドバイスを全く聞き入れず、独善的な態度で臨んだ場合。
最終審査に全く対応できない 発表の内容が全くわからず、質疑にまともに答えられないなど、受け答えができない場合。
ただし、これらの理由があったとしても、最終段階で教員から厳しい指導を受け、卒論を修正するチャンスは設けられます。結果的に不合格になるのは、そうした機会も無視した上での、きわめて例外的な場合に限られるでしょう。

自身の卒論作りに誇りを持ち、教員の指導に真摯に従えば、落第の心配はほとんどないと言えます。集大成としての卒論に、全力を尽くしましょう。頑張れば必ず報われるはずです。
　
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