アンケート調査を論文に反映させるときの書き方。|卒論代行サービス.com

 

アンケート調査を論文に反映させるときの書き方。



多くの学生は卒業前に必ずと言っていいほど卒業論文、修士論文の提出が条件となっています。研究段階で用いたアンケート調査の結果をどのように論文内に掲載すべきなのか、慣れない論文執筆において考えることもあるかもしれません。そこで、アンケート調査を論文に反映させるときの書き方についてご紹介します。

まず、論文執筆のためには、その内容に関する研究や調査を行いますが、その段階でアンケート調査を用いてデータを収集することが多々あります。もちろん、そのアンケート調査の結果も論文内の重要な部分となるので、書き方ひとつでその論文の価値を大きく変えてしまうということが起こるかもしれんません。

アンケート調査を論文に反映させる際に、執筆者に意識してほしいことが4つあるので紹介します。
1つ目は、「何のためにアンケート調査を行ったのか」を明らかにすることです。つまり、アンケート調査の目的をはっきりさせるということです。何も知らない人が論文を読んだ際に急に「アンケート結果は~です。」などと言われたところで、は?となってしまうだけです。重要なのは「何の目的で」「どのようなことを期待して」アンケート調査を行ったのか、読み手が理解できるようにを明らかにするということです。
2つ目は、アンケート調査の「対象者」「有効回答数」を明らかにすることです。対象者や有効回答数が明らかでない場合、アンケート調査の結果の信頼度を落としてしまうこととなります。例えば、「あなたは日常的に英語をどのくらい使用していますか?」というアンケート調査を行ったとします。その際アンケート調査対象者が「無作為に選んだ横浜市民」と「羽田空港に勤務する人」だった場合、得られる結果が大きく異なりことは予測できますよね。このように「目的に合った人を対象としている」ことを明らかにする意味で、対象者はしっかり記述しておきましょう。そして有効回答数ですが、「無作為に選んだ横浜市民10人」と「無作為に選んだ横浜市民1000人」では、アンケート調査の結果の価値が全く違います。しっかりと有効回答数も記述するようにしましょう。
3つ目は、アンケート調査の結果を正確かつ把握しやすく掲載する工夫をすることです。アンケート調査の場合、「結果は~で、~だった。一方、~」というように本文にそのまま記載するのは、あまりお勧めできません。それは、結果を本文中に記載されると、正確に把握することが難しくなるからです。そこで、結果を一つにまとめた表や数値データの箱ひげ図、バイオリン図、グラフ等を適切に用いることで、アンケート調査の結果を正確に把握しやすくすることができます。図やグラフにはそれぞれの持つ特徴がしっかりありますので、どの形式の図やグラフが最も適切かを考えて使用するようにしてください。また、この際に数値データなどであれば、平均値などを記載することもあるかもしれません。しかし、たびたび使用される「平均値」の扱い方にも注意が必要です。アンケート調査の結果などを記載する際に、親切心で記載したはずの平均値が原因で誤った解釈をされる可能性があるからです。どんな時も平均値を記載すれば良いわけではありません。アンケート調査の結果の分布によっては、平均値ではなく「中央値」や「最頻値」などが適切となってくる場合もあります。また「標準偏差」等も一緒に記載することでより、結果を把握しやすくなることがあります。上で述べた図やグラフとともに、適切な値を併記することで、アンケート調査の結果全体を正確に把握することができるようになります。
4つ目は、アンケート調査の項目やアンケート用紙自体を論文に添付するということです。アンケート調査の目的や結果が明確に書かれていても、どのようなアンケート調査だったのかそのまま添付してくれると、より親切になるはずです。現在は様々なアンケート調査の方法があります。聞き取りであれば質問内容を、アンケート用紙やネット上でのアンケートのフォームなどがあるのであれば、それをそのまま添付すれば問題ありません。また、添付方法としては主に2パターンあります。1パターン目はアンケート調査の説明の際に「以下にアンケート調査用紙を添付する。」などと書いてそのまま本文中に添付する方法です。2パターン目はアンケート調査の説明のところでは添付せずに、参考文献を書き終えた後に、「付録」などとしてアンケート調査用紙等を添付する方法です。この2パターンはどちらでも問題はないでしょう。その研究内でアンケート調査が持つ価値の大きさなどに応じて、どこに添付すべきか考えてみてください。


以上、「アンケート調査の目的を明らかにすること」「アンケート調査の対象者、有効回答数を明らかにすること」「結果を正確かつ把握しやすく掲載する工夫をすること」「アンケート調査内容を添付すること」の4つに注意しながら、論文作成を行ってください。最後に論文では「謝辞」を記載しますが、アンケート調査に協力してくれた人に向けても一言触れておくと良いですね。
ぜひ素晴らしい論文を作り上げてください。
 
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