卒業論文を書く際、「他の人がどんなふうに書いているのか見てみたい」と思うことはよくあります。特に、構成や文章の書き方、参考文献の使い方など、実際の例を見ながら学ぶとイメージがつかみやすくなります。
そこで今回は、卒論の見本を探せる場所をいくつか紹介し、それぞれの特徴や活用法を解説します。
1. 大学の卒論データベースを活用する
多くの大学では、過去の卒業論文をデータベース化しており、学内の学生が閲覧できるようになっています。
✅ 大学図書館のWebサイトをチェック
大学によっては、卒論のアーカイブをオンラインで公開している場合があります。たとえば、以下のようなキーワードで検索すると、該当のページが見つかることがあります。
- 「〇〇大学 卒論 データベース」
- 「〇〇大学 卒業論文 閲覧」
学内の専用システムでログインが必要なこともあるため、大学の図書館や事務局の案内を確認するのがオススメです。
✅ 学部・学科の研究室のページを確認
一部の研究室では、過去の優秀な卒論をWeb上で公開していることもあります。
特に、理系・経済系・社会科学系の学部では、研究の発展のために卒論を共有することが多いため、自分の学科のホームページを確認してみましょう。
2. 学術論文データベースを使う
「学術論文」と「卒論」は厳密には異なりますが、書き方や構成を学ぶには非常に参考になります。
✅ CiNii Articles(サイニィ)
CiNii Articles は、日本の大学や研究機関が発表した論文を検索できるデータベースです。
「卒業論文」ではなく、「学士論文」「修士論文」「研究論文」などのキーワードで検索すると、似たテーマの論文が見つかることがあります。
✅ J-STAGE
J-STAGE は、日本の学術雑誌に掲載された論文を閲覧できるサイトです。無料で全文が読める論文も多いので、参考文献探しにも役立ちます。
3. 論文共有サイトをチェックする
最近では、卒論や修士論文を自由に公開するプラットフォームも増えています。
✅ リサーチマップ(Researchmap)
Researchmap は、研究者が自分の論文を公開するサイトで、大学の先生や大学院生の研究論文が多く掲載されています。
特に、経済学・社会学・教育学などの分野では、卒論の参考になる論文が多く見つかります。
✅ academia.edu / ResearchGate
海外の研究者向けですが、Academia.edu や ResearchGate には、無料で論文をダウンロードできるものもあります。
英語の論文が多いですが、英語の論文の構成を学ぶには役立つので、興味があればチェックしてみるのもよいでしょう。
4. 大学の先輩・友人から見せてもらう
「ネットで探すのが大変…」という場合、一番手っ取り早いのは、先輩や友人に直接聞くことです。
✅ ゼミの先輩に頼んでみる
同じゼミの先輩や、指導教員の過去の指導学生が書いた卒論を見せてもらえる可能性があります。
特に、指導教員が推奨する書き方が反映された卒論は、かなり参考になります。
✅ 友人と情報交換する
「卒論の書き方がわからない」と悩んでいるのは、あなただけではないはず。友人同士で情報をシェアするのも、効率的な学習方法です。
5. 卒論の書き方を解説した本を活用する
「見本を探すよりも、基本の書き方を学びたい!」という人には、卒論の書き方を解説した書籍を読むのもオススメです。
📚 おすすめの本
- 『これから卒論を書く若者のために』(井上俊・木下衆 著)
→ 卒論執筆の流れや注意点を、分かりやすく解説した本。 - 『社会科学系論文の書き方』(加納靖之 著)
→ 社会科学系の学生向けに、論文の構成やデータ分析の手法を詳しく解説。 - 『論文の教室 レポートから卒論まで』(戸田山和久 著)
→ 哲学的な視点から論文の書き方を考える一冊。
書籍の内容を参考にしながら、実際の卒論と見比べると、理解が深まりやすいです。
まとめ
卒論の見本を探す方法は、以下のようにいくつかあります。
✅ 大学の卒論データベースを探す(図書館や学科のホームページ)
✅ 学術論文データベース(CiNii, J-STAGE)を活用する
✅ 論文共有サイト(Researchmap, Academia.edu)で検索する
✅ ゼミの先輩や友人に頼んで見せてもらう
✅ 卒論の書き方を解説した書籍を読む
「どこを探せばいいかわからない…」という場合は、まず 大学の図書館やゼミの指導教員に相談してみる のがオススメです。
過去の卒論を見ながら、自分の卒論の方向性を決めていきましょう!