卒論の要旨、理系の場合はどう書く?

卒論の要旨、理系の場合はどう書く?



理系の卒論における要旨(アブストラクト)は、研究全体を簡潔に要約したものです。限られた文字数の中に、研究の背景、目的、方法、結果、そして結論を的確に盛り込む必要があります。以下の点に留意しながら要旨を書きましょう。



【構成】

一般的な要旨の構成は以下の通りです。

・研究背景(問題意識)

・研究目的

・研究方法(実験方法、解析手法など)

・主要結果

・結論(含意、今後の課題など)



【文字数】

要旨の文字数は200~300字程度が目安です。分野によっては指定があるかもしれません。冗長になり過ぎず、簡潔かつ的確に内容を伝えることが求められます。



【使用言語】

和文と英文の2種類の要旨を作成する必要があります。海外の学会等に投稿する機会があることから、英文要旨の重要性が高まっています。



【記述例】

「本研究では○○現象の解明を目的とした。××の新規手法により…を実験的に検証した結果、△△が確認された。この知見は▲▲の実現に寄与すると考えられる。」



このように、主語を研究目的にすると簡潔な文章になります。受け身文や、過去形を適宜使い分けるとよいでしょう。



要旨は論文の内容を一瞥して把握できる重要な部分です。簡潔である一方で、研究の核心をしっかり伝えられる表現に気を付けましょう。分からない点は指導教員や先輩に相談するなど、アドバイスを仰ぐことをおすすめします。丁寧な要旨作りを心がけて、卒論の完成度を高めていきましょう。