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認知症をテーマに卒論を書く方法は?



認知症の人が高齢化社会になってから急増していることもあり、卒論のテーマとしてもよく注目されるようになりました。認知症をテーマにして卒論を書く方法を知りたいと考えている人もいるでしょう。ここでは卒論で認知症に着目するときの書き方の流れを紹介します。認知症を取り上げる難しさも解説するので、どのような書き方をするかをよく考えてみてください。

#認知症をテーマにするときの卒論の書き方の流れ

認知症をテーマにして卒論を書くにはどこから手を付けたら良いのでしょうか。基本的な流れをまずは見ていきましょう。

・認知症に対する視点を明らかにする

卒論でどのような視点から認知症を取り上げるのかをまずは明確にしましょう。認知症の研究者の立場から発症機構を解明したいのか、認知症の治療を医療者の立場から考えるのか、認知症の家族がいる人の視点から課題解決を目指すのかといったさまざまな方法があります。視点を変えるだけでテーマにできる内容がたくさん出てきます。複数の視点から研究することもできますが、主軸にする視点を明らかにすると書きやすくなるでしょう。

・認知症の何をどうやって研究するかを決める

認知症の何を研究するかを次に考えましょう。認知症のメカニズムを実験研究するのか、国による認知症患者の動向をもとにして比較研究をするのかといった考え方があるでしょう。認知症が本人に与える影響と家族に与える影響、年齢による認知症患者の働き方や生活の仕方なども研究対象にできます。何を知りたいのか、何を明らかにしたいのかという視点で研究内容を詳しく考えましょう。

・研究を通して情報を集めて結論を導き出す

認知症の何を研究するかが決まったら、仮説を立てて研究方法を考えます。その方法で研究を実施して仮説検証をするのが基本です。そして、一連の研究を通して得られた情報を整理して結論を導き出します。

・卒論として書き上げる

結論を導き出すことができたら、研究の背景や経緯を含めて卒論として書き上げます。論理的に研究から導き出した結論を納得してもらえるように構成を考えて書くのが重要です。認知症について一般的に知られていることは参考文献を挙げたり、引用して説明したりする必要があります。その上で自分がおこなってきた研究を解説すると研究成果の意義がよく伝わります。

#認知症をテーマにして卒論を書く難しさ

認知症は卒論のテーマとして選びやすいのは確かです。ただ、実際に研究をして卒論を書くのは難しい面もあります。その難しさを乗り越えるにはどうしたら良いかも考えつつ、卒論で認知症をテーマにすると何が困難になるのかを確認しておきましょう。

・フィールドワークが難しい

認知症の研究ではフィールドワークが難しいのが問題点です。基礎研究をする場合にはあまり問題にはなりませんが、認知症患者の協力を得て調査したいと伝えても断られることがよくあります。認知症になると判断力が低下しているため、本人がインタビューに答えても良いと言っても法的には認められません。仮にインタビューに答えてもらえる状況ができたとしても、本人から聞いたことに信憑性があるかどうかも判断するのが困難です。患者の家族や医療従事者を対象とするフィールドワークはできますが、本人を対象にしても研究として完成させるのは容易ではありません。

・文献情報の統一性が低い

認知症について文献調査による研究をするときにも難しい部分があります。文献情報の統一性が低くて比較研究ができないケースが多いのが問題です。臨床試験のデータであってもどのような認知症患者を選んでいるかが個々に異なります。年齢や重症度などについて統一されている母集団による調査結果を複数手に入れるのが難しいのが現状です。文献に基づく臨床的な比較研究を卒論にするのは大変なので、自分で実験や調査をする必要があります。

・センシティブな内容なので研究をしにくい

認知症はセンシティブな面があるため、学術研究であってもやりにくいという問題もあります。例えば、家族からの聞き取り調査をする場合にも会場調査にすると協力してもらうのが難しいでしょう。自分の家族が認知症だと知られたくないと思う人が多いからです。電話で許可を得て各家庭に訪問したり、病院や介護施設にいるときに話をしたりする必要があります。時間も労力もかかるため、卒論研究の限られた時間内に研究を終えられるかどうかをよく考えなければなりません。

#まとめ

認知症患者が増える現代社会では認知症をテーマにする研究に焦点を置くのは大きな意義があります。卒論でもさまざまな角度から認知症について研究して書くことが可能です。ただ、フィールドワークも文献調査も難しい状況がある点には注意が必要です。認知症をテーマにして卒論を書くときには研究方法をよく考えて、提出までにきちんと研究を終えて卒論を書き上げられるようにしましょう。
 
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