卒論の言い回し、言葉遣いについて。|卒論代行サービス.com

 

卒論の言い回し、言葉遣いについて。



卒業論文はレポートとは違って決まり事が多く、論文ならではの言葉遣いや特別な言い回しのルールがたくさん存在します。もちろん何よりも大切なのはその内容ですが、それを表現するための言葉が不十分であるとどんなに良いテーマであっても陳腐なものになってしまうのです。ではどのような言葉を用いて論文を書けば良いのか?使ってはいけない言葉は何なのか?この二点について具体例を挙げながら詳しく書いていきます。第一に話し言葉(口語)、俗語と呼ばれる言葉は絶対に禁止です。たとえば『とても』という表現を使いたいのであれば『非常に』や『きわめて』という具合に言い換えます。なぜこのようにする必要があるのかというと、話し言葉というものは論理的文章の上では教養の無さをアピールしてしまう原因となり、不適切な表現方法となってしまうためです。そして論文での内容は客観的視点から見たものでなければならないため『〜かもしれない』や『〜と思う』といった表現では格調も低く、なにより主観的な印象を読み手に与えてしまいます。ですのでこの場合も『〜の可能性がある』や『〜と考えられている』という表現に置き換える必要があるのです。特に一般的にそうであるとされている場合ではこの『考えられている』という表現をします。他にも『〜と感じる』『〜知りたい』なども同様で『〜と推測される』『〜を理解する必要がある』と言い換えます。個人の意見や見解は重要ではなく、大切なのは客観性であるためです。ちなみに客観的な文章を作るには数字を使ってみたり、あるいは何かと何かを比較した言いまわしをしてみると効果的です。また、十分な証拠や理論がある場合は『〜である』や『〜であろう』といった強く断定する言い方を用います。『図Xを見ると〇〇なのがわかる』というような言いまわしも文章においては不要で、どの図を指しているのかがはっきりしている時は『〇〇だ』と結論づけてしまってOKです。『見る、見た、見ていく』は、何気なく使ってしまいそうな言い方ですが、とても口語的な表現になるため『検討する』もしくは『説明する』がふさわしい言葉となります。中でも『見る』という言い方は論文の中で非常によく用いられる言葉ですが、もっと具体性と正確性の強い言い方をするほうがベターです。これと同じでよく使われる言葉として『〜のような』は『同一』である場合と『似ているが違うもの』という2つのパターンが存在する曖昧な表現なので、できるだけ避けた方が無難です。『〇〇を含む特徴が見られる』も『〇〇の特徴がある』や『〇〇を含む△△の特徴がある』とするのが適切です。『誰々は〇〇であるとしている』は、論文では本当によく見られる記述ですが『している』は『する』という意味で、多くの意味を持つため『している』の部分は『述べた』『提案した』など、具体的な意味を限定してやる必要があるのです。基本的に論文の世界において曖昧な表現は全てNGとなるので覚えておくべきです。 一人称においては『僕』や『私』では不適当で、たいていの大学では『筆者』という表現を使用します。他には『だいたい』『ちょっと』なども『おおよそ、ほぼ』や『少し』という言いまわしをします。言葉の末尾表現をとっても『です、ます』なのか『〜だ、〜である』なのかという違いもあります。『です、ます』と『〜だ、〜である』は同時に使用できず『〜である』は『〜だ』よりも強い表現なので、論文の中で強く主張したい部分に取り入れると良いアクセントとなり効果的です。強調の効果をもたらす末尾は他にもあり、『〜のだ、〜のである』もその1つです。ちなみに多くの大学は後者の『〜だ、〜である』を使用していますが、この点に関しては既存の卒業論文を確認したり、教授に質問して答えをもらうのが確実です。その他『〜はなかった』『教科書に〜と書いてある』などの、一見問題なさそうな文面もそれぞれ『〜という事実は知られていない』『〜(というの)が通説である』といった、特別な表現方法を使用します。これは賛否両論ある事柄について、断定した言い方をしてはいけないためです。弱い表現を重ねている文章で『可能性を示唆している』などは『可能性がある』と『〇〇を示唆している』と、分割することで正確な表現となります。このように言い換えが必要になる言葉は山のように多くあるため、卒業論文を手がけるときは間違えないように辞書などを用いてきちんと調べることが必須となります。卒業論文においては自分自身の主張にならないような言い回しの工夫が必要になっており、それだけの日本語表現を使いこなさなければならないのです。冒頭で説明した通り、論文に掲げるテーマはもちろんですが、正式な書き言葉では使いづらい表現を多用しなければならないことも非常に大きなポイントとなっています。普段から論文を書いているという人でなければおそらく頭を抱えてしまう内容なので、在学中は少しでもこういった文面に慣れておくのが得策です。他者の書いた論文に読み慣れてしまえばある程度パターンが掴めてくるはずなので、日々の生活の中で積極的に取り入れておくべきです。
 
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