卒論の書き始めって、何を書けばいいのか？

卒論の書き始めって、何を書けばいいのか?
卒業論文の執筆に着手するとき、一体何を書けばいいのか分からず戸惑う学生は多いものです。まっさらの白紙に向かって、どのように書き始めればよいのでしょうか。

実は卒論の書き始めには、一定の決まりごとがあります。ここでは書き始めの部分に焦点を当て、卒論の構成とあわせてどのように記述すべきかをお伝えします。

卒論の一般的な構成
まず、卒業論文の全体的な構成を確認しましょう。大まかには以下の流れとなります。

表紙
序章
本論
結論
参考文献
このうち、書き始めの部分は「序章」に該当します。

序章でどのようなことを書くか
序章は、本論に入る前の導入部分に相当します。ここでは以下の要素を盛り込む必要があります。

研究の背景と動機
最初に書くべきは、自分がなぜその研究テーマを選んだのか、そのテーマの重要性と意義は何かについての説明です。研究の背景と自身の動機付けを明確に示しましょう。

研究の目的と意義
次に、この研究で目指す目的と、その研究成果がどのような貢献や意義を持つのかを記述します。言わば研究の核心部分を先取りして簡潔に書きます。

研究の方法と概要
実際にどのような手法で研究を行ったのかを説明します。フィールドワーク、実験、統計分析などの具体的な方法を記すとともに、それらの結果の概要も述べます。

先行研究とのつながり
関連する先行研究の存在を示し、それらの内容や自身の研究との違い、位置づけなどをまとめます。参考文献のリストも示して、根拠を明確にしておきましょう。

本論の構成の概略
最後に、本論部分の構成をわかりやすく説明します。章立てと各章のおおよその内容を簡潔に箇条書きするのがよいでしょう。

このように序章では、研究全体の概要をコンパクトにまとめることになります。読者が本論に入る前に、研究の全体像を把握できるよう心がける必要があります。

序章の役割と重要性
序章は、本論の導入部分に過ぎません。しかし、ここで読者の関心を引き付けられるかどうかが、卒論の合否を分ける大きなカギとなります。

面白くても中身が分からなければ読み進める興味は湧きません。そのため、序章では平易な言葉で丁寧に研究の全体像を描写する必要があるのです。

まずは序章の書き方から入り、研究の全体構想を明確にしておけば、本論に入ってからも自然と筆が進むはずです。卒論執筆は長い道のりですが、確実な一歩を踏み出すことが何より大切です。

頑張って序章を書き上げましょう!そこから卒論作成の第一歩が始まります。
　
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