卒論の実験方法の欄の書き方について教えます。

「卒論の実験方法の欄の書き方について教えます」

実験を伴う卒業論文では、実験方法の記述は非常に重要です。再現性の確保や読者の理解促進のためにも、方法をわかりやすく書く必要があります。ここでは実験方法の書き方のポイントをお話しします。

項目立てて構成する 実験方法は大きく、「被験者」「実験装置・材料」「手順」の3つの項目で構成されることが一般的です。それぞれの項目に細かく分けて記載します。
被験者について明記する 被験者の条件(年齢・性別・人数など)や選定理由を明確に記載します。倫理的配慮がある場合はそのことにも言及しておきましょう。
装置・材料を具体的に説明 実験に使用した装置や材料の名称、型番、メーカーなどを正確に書きます。独自に作製したものは作り方も併せて説明します。
手順を時系列で示す
実験の具体的な手順を、時系列に沿って記載していきます。段落分けをすると分かりやすくなります。図解を加えるのもよい方法です。
統制条件や変数操作を明記 特に注意した統制条件や、意図的に操作した変数があれば必ず言及しましょう。再現性の観点から欠かせません。
データ収集・分析方法を説明
得られたデータをどのように収集し、分析したのかについても触れる必要があります。統計解析を行った場合は手法も合わせて示します。
このように、実験の全体像が理解できるよう丁寧に実験方法を書くことが大切です。冗長になり過ぎないよう要点をまとめながらも、抜けや曖昧さが無いよう細心の注意を払いましょう。方法が明確であれば、信頼性の高い卒業論文になるはずです。
　
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