先行研究資料の調べ方とは?|卒論代行サービス.com

 

先行研究資料の調べ方とは?



レポートを作成する場合は先行研究資料をどのように集めて調べるかが重要です。インターネットが普及している現代では、まずネットで検索してみるのが一番の近道です。

ネット検索のポイントは、自分の研究テーマについてのキーワードを決めます。例えば「明治初期の海外技術の導入」という論文を書きたいのなら、「明治」「海外」「技術」といったキーワードで検索をかけると先行研究資料が見つかります。

テーマによっては検索結果がなかったり、少なかったりすることもあるでしょう。そのような時はネット上に公開されているデータベースを探します。データベースには大量の情報があるので、テーマに沿った研究資料が探しやすいです。「明治初期の海外技術の導入」というテーマなら、歴史書関連のデータベース、明治時代関連のデータベースなどを活用します。

また、特定の時代の資料や文献を見つけたい時は、出版年を限定して探すことも可能です。例えば21世紀の資料が欲しい時は、2001~2020年の出版物に限定して検索します。

ネット検索で先行研究資料が見つかったら、次にやることはそのタイトルの書籍(資料)を探します。いつも利用している図書館の蔵書にあるかどうかを調べますが、今はほとんどの図書館蔵書はネット検索に対応しているので即座に調べることができます。

目的の書籍(資料)が見つかったら、その図書館で借り出してください。もし見つからない場合は国立国会図書館を利用します。ここには出版されたすべての書籍が保存されているので、よほど希少な資料や書籍でない限り見つかるはずです。国立国会図書館では「図書館間貸出制度」があるので、加入申請して承認を受ければ借りることが可能です。ただし借りられる資料は限定されており、デジタル化が済んだ資料、新聞・雑誌などの刊行物、劣化した資料などは貸出しできません。

目的の書籍が見つかったら、末尾にある参考資料を見ます。そこには執筆に際して参考にした書籍や資料がリスト化されているので、その中から自分の研究テーマに使えそうな項目を書き抜いてください。たくさんある場合はコピーを取っておくと便利です。

次にやることは、コピーした参考資料のリストから先行研究資料になりそうなものをピックアップして、図書館検索を活用して探します。必要な資料1つ1つをこのようにして探し出すと、論文やレポートを書く準備が整います。

ネットを使ってデータベースを検索する方法でも見つからない場合はあります。そのような時は足を使って探すことになります。面倒と思われるかもしれませんが、論文やレポートのインスピレーションが湧くことがあるので無駄にはなりません。その方法とは、実際に図書館へ行って書架に並んだ書籍を眺めるということです。

データベースの検索ではテーマを絞り込んで目的の資料を探せますが、図書館で書架を眺めるというのはテーマを広げて探すことになります。例えば「明治初期の海外技術の導入」というテーマなら、まず歴史書のコーナーを見て回ります。次に技術関連のコーナーを見て回ります。このように広い分野で書架に並んだ書籍を見ていくと、テーマに関連した資料を見つけ出すことができます。

この方法のメリットは、自分が頭に描いていたテーマとは違うアプローチのテーマやヒントが見つかるという点です。書架には様々なタイトルの書籍が並んでいるので、意外な発見が可能になります。例えば「明治初期の海外技術の導入」というテーマなら、女性技術者という新たな視点が見つかるかもしれません。それによって当初考えていたテーマを、より深掘りできる可能性が広がります。

図書館には市民一般に開放された公営のものだけでなく、専門分野に特化した図書館もあります。私的な図書館で有料の場合もありますが、そのような図書館を利用するのも先行研究資料を調べるには有効です。

図書館に足を運ぶことと並んで重要なのが、現場へ行ってみることです。テーマによりますが、関連した街や遺構などがある場合は、そこへ実際に足を運んでください。見学するだけでも論文やレポート作成に役立ちますが、そのような場所へ行くと資料館が設置されていることがあります。資料館の展示物を見ながら、資料となりそうな文献などをチェックすることができます。

先行研究資料を調べる時は、まずインターネットを活用して参考図書や資料があるかどうかをチェック。特にポイントとなるのは国立国会図書館の活用です。次に参考図書を見つけたら、末尾の参考リストをコピーして必要な文献を探します。さらにテーマを深掘りするためにも、図書館(街の大きな書店も含む)へ足を運んで書架に並んだ書籍を見ていくこと。最後にテーマに関連した場所や遺構などを訪ねて、資料館などを拝観してテーマに必要な項目をチェックしてください。これら一連の活動を実践すれば、先行研究資料の調べ方としては充分でしょう。
 
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